
シロアリやゴキブリ、ダニ、ハチ、ハエ、蚊、などの虫や、ネズミなどは、人が不快と感じ、またウィルスを運んだり毒害を及ぼすなどの害虫・害獣として代表的ですが、他にカビやウィルスなどを含めた有害生物全般を「ペスト」と称し、それらの防除のことを「ペストコントロール」といいます。
ペストは13〜14世紀のヨーロッパで大流行し、当時のヨーロッパの人達の1/3が亡くなった怖い病気。ペスト菌を持ったネズミの体についていたノミによって病気が拡大したことが判明し、積極的にネズミの駆除を行うことで伝染の拡大は治まりました。その後、ペストが人々にとって恐ろしい病気であったことや、病気を流行させる原因がネズミやノミであったことなどから、「ペスト」という言葉は、人に迷惑をかける「やっかい者・困った者」という意味でも使われ、最近では「害虫」や「さまざまな有害生物」という意味でも使われるようになりました。
「ペストコントロール」の「コントロール」とは、「管理する・制御する」という意味です。つまり、さまざまな有害生物を、人間が生活するにあたって、影響や不快でない範囲までに減らしたり、繁殖させないようにすることを意味します。 地球環境の保全が重視される現在、人間にとって都合の悪い生き物でも、大きな生態系からの視点で見た場合、重要なポジションにあるかもしれない生物に対し、全滅を目的としないで、あくまで人に害のないレベルに押さえ込めば良いということで「コントロール」という言葉を使っているのです。